超高齢化が加速する留辺蘂町のまちづくりについて考える「まちづくり研修会」が
8月7日(水)13:30~16:30 留辺蘂町公民館にて開催され、留辺蘂地区の住民の方をはじめ、市議会議員の方や、市外からもまちづくりに関心がある方が、多く参加されました。
上川管内の下川町でまち活性化事業に携わるNPO法人森の生活の麻生翼代表理事からは、「町の資源を活かしたまちづくり」についてお話いただきました。
下川町では、町の資源である「森」を活かしたまちづくりを行っており、子どもたちの教育にもつなげた取り組みがなされているため、「森は大切なもの」という意識が町民の間で当たり前になっている。2009年から幼・小・中・高の15年で学校ごとに森林環境教育を実施していたり、学校・家庭・地域から集まったメンバーで「地域共育ビジョン」を策定し、「子どもたちの笑顔と未来世代の幸せを育むまち」をめざす取組みをおこなっている。
下川町地域共育ビジョン(←ホームページ)
また下川町では、地域の計画づくりのメンバーに、若い世代を積極的に登用しており、上の世代が、若い世代の「やってみたい」を歓迎している。若い世代の起業も目立つとのお話がありました。
北見NPOサポートセンターからは、2025年度末で閉校となる留辺蘂高校舎の利用に関し、全国の事例を紹介しました。
IIHOE(人と組織と地球のための国際研究所)の川北秀人代表からは、人口と世帯構成の分析を基に、留辺蘂の人口減と若手の減少は超高速で進む。支所や公民館の老朽化が進む留辺蘂では、福祉や防災を含めた複合施設として留辺蘂高校舎を活用する準備を今すぐに進めるべきとのお話がありました。
また、昭和の時代に作られた町内会や組織にとらわれず、「若者と女性の意見を活かすまちづくりを」
とおっしゃっていました。
この研修会の様子は8月22日付の北海道新聞にも掲載されました。