北見市民会館で12月に開催された「オホーツク管内高等学校探究学習発表研修会」の動画をご紹介します。
参加した高校生へのアンケートでは
「かなり緊張したが、人前で発表する経験を積めたことや、講評者の方から具体的なアドバイスをもらえたことがすごく良かった。」
「アドバイスがどれも役立つものばかりで、とても勉強になりました。今後の研究活動ではテーマを見つける際に ”なぜそのテーマにしたのか” ”その成果が何の役に立つのか” を重点的に考えていきたい。」
「自分たちでは気づけないような専門的な視点からの意見を聞けてよかった。新しい視点から学べておもしろかった。」
「とても緊張したが、的確なアドバイスを優しく教えていただいてとても満足感が得られた。実験のやり方だけでなく、実験に対する考え方、時間の使い方を今後に活かしていきたい。難しいテーマだが、テーマをほめてもらえてとてもうれしかった。」
などの声があり、講評者のアドバイスがとても参考になったとの回答が多くありました。
他校の発表を聞いたり、他校との交流会に参加したことについては
「他の学校の、ジャンルも研究方法も違う、面白い発表を見れていい刺激になった。」
「テーマは幅広かったが、計画の立て方、改善点の模索、スライドの構成など参考にできる部分も多くあったので、自分の探究活動にも活かせるよう頭の中にいれておきたい。」
「複数の意見を取り入れ整理することで、価値あるものがうまれてくることが分かった。」
「同じくらいの歳の人が、時間をかけてクオリティの高い発表をしていることに感動した。」
「文系・理系などで発表グループを分けなかったことが、色々な視点に触れられるきっかけになって良かった」
「結果が数値的なデータや科学的な根拠に基づいているかどうかで、説得力や発表の完成度に大きく差が生じたように感じたので、自分たちの発表も数値や先行研究のデータ等を活用した結果報告ができるように準備したい。」
「専門的な単語を使うことで聞き手にとって難しくなりすぎていることがあった。人に伝える努力を怠っていたので、改善して、わかりやすい発表にしていきたい。」
「他校の取組みを知り、新鮮な経験をすることができた。私たちは来年も同じ班で高みを目指していこうと思っているので、今回得た知識を活かして最高の探求をしたい!」
などと、研究テーマは様々ですが、どの高校の生徒にとっても刺激あるものとなり、より広い視野を持って物事をとらえられるようになっていることが伝わりました。
先生方の感想は
「教員も探究活動への取り組み方、指導方法など試行錯誤している状況で、他校の発表や交流が大変参考になりました。」
「探究活動のゴール、発表活動、地域との連携など、様々なやり方が存在している中、各校の生徒が立派に発表できていて、とても感心しました。」
「探究活動に終わりが見えにくいことや、途中までで発表する意味を確認できました。生徒にどのように声かけをするのか講評がとても参考になりました。」
「推進校の抱える課題を自身の高校と照らし合わせて来年度からの参考にしたい」
「地域連携の具体例や実践方法など普段学ぶことができない詳しい情報を知る機会となりました。教育課程や学校の環境、町の規模が似ている他校を参考にし、町とのつながりを意識した計画を作成できればと思います。」
今後の要望としては
「もっと他の高校の先生からの発表も聞きたかった。」
「交流グループのメンバーが少なかったので、もっと多くの先生方と交流できればより良かった。」
などの意見をいただきました。
当日は「近未来地域課題解決・広域型地学協働プロジェクト」を支援していただいている公益財団法人秋山記念生命科学振興財団 秋山理事長にもお越しいただきました。
秋山理事長のブログでも当日の様子を載せてくださっています。