12月2日(月)北見市民会館にて
社会課題、地域課題を考える探究学習内容の質の向上を図ることを目的に、探究学習発表研修会を開催しました。
オホーツク管内から8つの高校の参加があり、
生徒は地域の様々な大人との対話を通して「知り、考え、行動する」本質を学び、
先生は探究学習の進め方の参考として活用し、授業内容の充実を図りました。
「オホーツク管内高等学校探究学習発表・研修会」
【主催】
・北海道北見北斗高等学校
・NPO法人北見NPOサポートセンター
・㈱地域価値協創システム
前半は、生徒40名ほどの参加者の中から、9グループが発表を行ってくれました。
研究テーマは、災害時の断水への対応法や、空き家の活用、学校での充電環境、大豆の生育環境など、社会や地域の課題に関わるもので、テーマを選んだ理由、研究結果、今後の課題など、5分間で発表を行いました。
※欠席や早退で時間変更があったため、当日の発表順とは異なります。
「生育環境が大豆の発芽に与える影響」
みそやしょうゆなど日本の伝統的食文化を支えているにもかかわらず、9割を輸入に頼っている「大豆」に焦点をあてた、日本の食料自給率についての課題研究
講評者には
●IIHOE代表 川北秀人氏
●東京農大教授 上田智久氏
●北見市教育委員会教育長 佐々木賢一氏
●北海道教育庁 川端将史氏
の4名にお越しいただき、生徒の課題研究発表に対して、課題設定や研究の進め方などについて様々な意見をいただきました。
後半は生徒と先生に分かれ、他校との交流会を行いました。
生徒はグループワークで、前半の研究発表内容についての意見交換を行いました。
先生方の交流会では津別高校の先生から、探究学習の取組みについて発表していただいたあと、
講評者とともに、探究学習における実際の授業の取組み方や課題などを話し合いました。
高校生が選ぶ研究テーマはそれぞれに興味深いものでした。
探究学習の進め方について、講評者からは、研究サイクルを早めること、企業などさまざまな大人を巻き込んで研究を進めることなど、アドバイスがありました。高校生のみなさんには「チームを作って行動する」ことを早い時点で身につけ、将来に役立ててほしいと思います。
今回は、生徒の探究学習発表結果を「評価」するものではなく、探究学習の「取り組み方」について生徒と先生が学び質の向上を図るものとして企画した、オホーツク管内初の試みでした。
学校内だけでなく、さまざまな大人や他校の生徒と活発な意見交換がなされ、とても有意義な発表・研修会となったのではないかと思います。
当日は取材もしていただき、
NHKほっとニュースで放送された他、12月4日付の北海道新聞、12月16日の経済の伝書鳩にも掲載されました。
お忙しい中たくさんの方にご参加いただきありがとうございました。
この発表研修会の様子をまとめた動画ができましたらまたお知らせします。